とあるライブで出会ったpolkaです。「スペイン女性の美しさをひたすら褒め称える歌」という説明で、かわいらしい女性のフィドラーが歌っていました。
メロディが単純で覚えやすく、変奏もしやすいので弾いててとても楽しいのですが、延々リピートしてしまって止めどころがよく分からないのは私だけでしょうか。
polkaなんで、インテンポだとかなり速いんだと思いますが、個人的には早口言葉みたいにならずに歌えるぐらいのゆっくりしたテンポで、polkaらしく拍のはじめを軽く、後ろを膨らませる感じで弾く方が好きです。
歌詞の方はトラッドだけあっていろんなバージョンがあるみたいですが、ライブで聴いたのと(多分)同じものを見つけました。
As I roved out thro' Dublin city
At the hour of twelve o' the night,
Who should I spy but a Spanish Lady
Washing her feet by candlelight.
First she washed them, then she dried them
Over a fire of amber coal.
In all my life I ne'er did see
A maid so neat about the sole.Chorus:
Whack for the too-ra loo-ra-laddy
Whack for the too-ra loo-ra-lee
Whack for the too-ra loo-ra-laddy
Whack for the too-ra loo-ra-lee.
確かに「スペイン女性の美しさをひたすら褒め称える歌」なんですが、助平親父が鼻の下を伸ばしてるような、すごい歌詞ですね。現代日本だったら立派に警察のお世話になります。しかもかかとに興味が集中しているあたり、かなりフェティッシュな人物と見受けられます。これが恋心のなせるわざと受け入れられた時代があったのか、当時からやばい人扱いだったのか、ちょっと興味があります。
本当はもっと長いのですが、2番以降は割愛します。興味のある方はこちらのページをどうぞ。左記ページではSpanish Ladyと表記されていますが、Spanish Ladiesとどちらがスタンダードなのかは分かりませんでした。歌詞のテーマから、複数形のSpanish Ladiesが正しい(1番、2番・・・でそれぞれ別の女性のことを歌っている)とした方が面白いと私は思います。
コーラス部分は長らくリルティング(lilting、言葉自体には意味がなく、メロディに合わせてリズムを取りやすい音をずらずらと並べる)だと思い込んでいましたが、 "too-ra-loo" は "Goodbye" のアイルランド方言らしいと最近知りました。となると、ちゃんと意味のあるフレーズなんでしょうね、きっと。laddyはlady? 安直すぎるでしょうか? whackが鞭で打つ(牛などを追うときのあれです)という意味のwhackだったら、しっしっと追い散らされるシーンになって面白いなあ、などと思うのですが。
音源 etc.
私はこちらの楽譜をベースに練習しました(The Mandolin & Banjo Pagesより)。
自分用にメロディ部分のみ抜き出した楽譜も作りましたので、よければご利用下さい。
音源はフィドルの演奏、ギター伴奏で歌うもの、それぞれ動画を見つけました。ご興味のある方はそちらもどうぞ。演奏者は私ではありません。念のため。
Spanish Lady Medley (Traditional):フィドル演奏。メドレーの1曲目がSpanish Ladiesです。
The Spanish Lady (Traditional Irish):ギター演奏。
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