fiddling, writing

へっぽこフィドル弾きceadの落書き帖です。

Since 2008.01.11, Last updated on 2011.06.16

Uistアウター・ヘブリディーズ諸島の、中央部の群島の名前です。ということで、たぶんScottish tuneです。

楽器仲間に教えてもらったDVD、Transatlantic Sessions 3で知った曲です。Transatlantic SessionsはAly BainJerry Douglasがホストを務める、アイルランド国営放送と英国国営放送の共同制作の音楽番組で、3は2007年に放映されたものです。タイトルどおり大西洋を挟んでアイルランド、スコットランド、アメリカ等から超豪華メンバーを集めたセッションの様子が収録されています。

楽譜は例によってThe Sessionで入手しました。トラッドですが、Transatlantic Sessionsの演奏から採譜したということなので、演奏をリードしているFred Morrisonのアレンジが入ったバージョンです。オリジナルもそうなのか、アレンジの結果なのかは分かりませんが、微妙にリズムが揺れるので音価は楽譜どおりではありませんし、後半部分は楽譜だけだとフレーズの切れ目もかなり分かりにくいですね。音源を聴かないと分からない曲の典型だと思います。フレーズの最後の音を心持長く(重く?)弾くとそれっぽいでしょうか。こういう曲に出くわすと、トラッドは楽譜から入るものではなく、耳で覚えるものだと痛感します。私は文字とか絵とか、目から入る情報は覚えるのが早いんですが、耳からの情報はさっぱり記憶に残らないタイプなので、正直辛いものがあります。

The Sessionではwaltzに分類されていますが、単純に3/4で記譜されているからというだけだと思います。こういう曲はどういう分類になるんでしょうね? 楽器仲間とのおしゃべりでは、ゆったり系のよく分からない曲はみんなairで逃げてますが・・・。

Transatlantic Sessions 3での演奏では、Farewell to Uist / The Lochaber Badger / Rip the Calicoのセットで演奏されています。イントロ代わりにゆったりした曲からはじめて一気にreelになだれ込んでいく、このパターンのセットはreelの疾走感が際立つので、私は大好きです。ただ、Farewell to UistとThe Lochaber Badgerはリズムが違うくせに出だしのフレーズが似ていて、なんだかマゾっぽいセットだなと思ってしまいます。スムーズにつなげるのは相当難しいんじゃないかと・・・。楽器の構成はロウ・ホイッスル×2(Fred Morrison、Michael McGoldrick)、レゾネーター・ギター(Jerry Douglas)、ブズーキ(Donal Lunny)。この手の曲はやはり笛がよく合うのでフィドル弾きとしてはちょっとジェラシーを感じます。

音源 etc.

Farewell to Uist / Lochaber Badger
Transatlantic Sessions 3の演奏に触発されてやってみたとのこと。一人二役でギターとロウ・ホイッスルを演奏しています。

Farewell to Uist on wooden Irish flute
アイリッシュ・フルートのソロ。音質が微妙ですが、雰囲気のある演奏です。

DVD、CD紹介 - Transatlantic Sessions 3

Transatlantic Sessions 3はDVD版とCD版が販売されています。

DVDは2枚組です。PAL方式に対応したDVDプレイヤーでないと再生できませんので、ご注意を。私はPCで再生しています。リージョンコードは日本と同じなので、PCをお持ちの方なら問題なく再生できるはずです。

CD版はVol.1とVol.2の2枚に分けて販売されており、Farewell to UistはVol.1に収録されています。

DVDは普通のDVDプレイヤーでは再生できないのがなんですが、私は断然DVD版をお勧めします。一流のプレイヤーたちが心底楽しそうに演奏する姿が見えないCD版は魅力半減ではすみません。魅力的な演奏風景ばかりですが、個人的にはJerry Douglas(リゾネーター・ギター)とTim O'Brien(マンドリン)の2人のおっちゃんが、意味ありげに熱い視線を交わしながら演奏しているLook Down That Lonesome Roadが白眉であると思っています。

ディスクユニオン新宿本館のブログにまじめな紹介記事がありますので、他の収録曲等、内容の詳細はそちらをどうぞ。

コメント

  • morjin :

    Transatlantic Sessions は何回見ても飽きませんね
    聞くたびに新しいヒントを得ることが出来ますね

    今年も2月にシリーズ4がBBCで放映されてたんですけど、
    どうにも見ることが出来なくて、残念でした。
    日本でBBCを見る方法、知ってたら教えてください。

    ところでシリーズ1と見比べるとJerryやTim,Russとか、昔はみんな若いのに、Aly Bainだけはハナからおっさんや、いうのが面白いですね

  • cead :

    >> morjinさん
    いやあ、あのDVDやばいですよね。でも、観てると弾きたくなってくるのであんまり落ち着いて観てられません(笑)
    いいものを教えてもらってありがとうございました。

    4が放映されたんですね。DVDは1年遅れぐらいでしょうか? 今から楽しみです。BBCはネット配信はやってるんでしょうかね? 調べてみようかな・・・。

    2は持ってるんですけど、1は観たことないです。DVD出てるんでしょうか? 探したんですけど見つからなくて。
    2でもAly Bainはかなり老けて見えますが、歴史映画から出てきたようなあの髪型のせいですね、きっと。

  • morjin :

    2もDVD出てるんですか?それは知りませんでした

    僕が持ってるのはURLに入力したやつで、94年ごろの映像なんで、シリーズ1だと思います
    間違って2つ注文してしまったんで、もしよければCEADさんにあげますよ


    >2は持ってるんですけど、1は観たことないです。DVD出てるんでしょうか? 探したんですけど見つからなくて。

  • cead :

    あれ? すみません、なぜか勘違いしてました、私が持ってるのも1でした(汗)

    欲しい人はいると思うので、フィドル倶楽部あたりで売りつけたらどうでしょう。

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