fiddling, writing

へっぽこフィドル弾きceadの落書き帖です。

Since 2008.01.11, Last updated on 2010.07.22

1901年、ドイツの生まれです。

私のことではありません。楽器の話です。私がハンドルにしている "cead" は、実は私の楽器の名前です。もちろん私が勝手に付けました。

cead - photo1

ceadは私にとって、3つ目の楽器です。前の楽器も安い割によく鳴るいい楽器だったのですが、アイリッシュ・フィドルにはまった私にとっては、ちょっと音色が明るすぎるのが残念な点でした。とはいえ社会人になって初めて買った愛着のある楽器、なかなか買い替える気にもならず、でもなんとなく他の楽器も気になる、という「90%やじ馬気分」でいろんな楽器店のフェアを冷やかして回っていたときに「うわー、ぼろっちい中古楽器があるぞ」と喜んで弾いてみたら一目惚れしてしまった、というのがceadとの馴れ初めです。ちょっと暗めの田舎者臭い音色にすっかりやられてしまいました。

cead - photo2

私に買える程度の楽器なので、もちろん客観的には大したことのない楽器なわけですが、音色が暗い割には音量がしっかり出るし、癖のある塩辛声みたいな音色がトラッドの楽曲によくあいます(逆にクラシックが好きな人の好みにはあわない気がします)。気持ちよく鳴っていても音程を外すと突然不機嫌な音になる、気難しさもいい感じです。ラベルに1901年製と書いてあり、実際見た目もぼろっちいわけですが、たくさんある傷もよく見れば表面だけのことで、大きな修理の跡はありません。オリジナルのニスもしっかり残っています。健康状態には問題がなく、ぼろっちいのも見慣れれば味があると言えます。妙に安いのは多分見た目のせい。他にもいい楽器はたくさんありましたが、コストパフォーマンスと好みの関係から、断然この楽器だ、と思いました。

まあ、私は小心者なのでそれでも購入を決意するまで2週間かかってしまったわけですが、そんなこんなでceadは現在私の手許にあります。楽器フェア初日から最終日まで迷い続けた私のためにceadにずっとReservedの札をつけておいてくれた店員さんに感謝です。

"cead" という名前ですが(くどいですが私が勝手に付けました)、ケアドと読みます。アイルランドの土着語であるゲール語で、 "100" という意味です。1901年製で、大ざっぱに100歳と言うところから来ています。いい歳して楽器に名前付けて喜んでいるというのもなかなかサムイですが、愛着を増すいい方法だと思ってます。

ちなみに、ここまで完全にスルーしていた最初の楽器は学生時代に古道具屋で1万円で買ったもので、まだ手元にあります。鈴木バイオリンの古いモデルで、ラベルの表記から、私は「政吉さん」と呼んでます。これはこれで大事な楽器ですので、そのうちエントリを書くつもりです。

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