ハーディングフェーレ(hardingfele)はニッケルハルパ(nyckelharpa、どこまでfiddle? − nyckelharpa参照)よりも断然fiddle度の高い楽器です。ハルダンゲル・フィドル(hardanger fiddle)という呼び名もあるぐらいですから、fiddleと呼ぶのに何ら抵抗はありません。
fiddling, writingはあくまで落書き帖ですから、まじめな説明は例によってWikipediaでどうぞ。画像も載っていますので、是非ご覧下さい。
グリーグが愛した楽器で、ハーディングフェーレのための協奏曲もあると書かれていますが、民族楽器ですから当然トラッドの世界でも人気です。ハーディングフェーレ奏者のCDは輸入盤だけでなく日本盤もありますし、swapなどハーディングフェーレがフィドルに混じって参加しているバンドもあります。
私は生の演奏を聴いたことはありませんが、CDで聴いてみてもやはり、共鳴弦が幻想的な響きを加え、フィドルとは一味違う世界を作っています。
見た目よし、音もよし。
装飾フィドルに目がない私としては、大変魅力を感じる楽器です。しかもネックが微妙に短いものの、作りも弾き方もフィドルと似たようなものですから、持ち替えも簡単にできそうです。そしてたちの悪いことに、Wikipediaにはアメリカのハーディングフェーレ・メーカーWulffenstejnのサイトへのリンクが張られており、入手先も一目瞭然。
価格表を見ると、なんと$300から注文できてしまいます。手の込んだ楽器の割にはお手ごろな値段ではないでしょうか。決して安い買い物とは言えませんが、私は優雅な独身貴族。がんばれば手が届かないこともありません。
アイリッシュのダンスチューンのようなアップテンポの演奏では共鳴弦のよさを殺してしまう気もしますが、カントリーやオールドタイムのプレーヤーにもハーディングフェーレを使う人がいるようですし、意外にいいのかもしれません。また、slow airにはぴったり合いそうです。
とはいえ、日本でハーディングフェーレを弾くにはいろいろ難問があるはずです。
Wulffenstejnのコンテンツによると、フィドルの弦をそのまま使えるように楽器をカスタマイズすることができるそうですから、弦の交換は心配しなくてもよさそうです。ただ、共鳴弦は難問ですね。なんとなくフィドルのE線(ループエンド)が流用できる気がしますが、張力が強すぎるかもしれません。
海外から取り寄せることもできるでしょうが、寿命によってはアマチュアの予算では対応できません。フィドルのE線でも、ブランドにはよるものの大体3ヶ月ぐらいはもちますから、共鳴弦なら半年や1年はもちそうですが、実際のところどうでしょう。
指板は? これだって弾いているうちに弦の下に溝ができてしまいますから、時々調整が必要です。さすがにバイオリン工房で調整してもらうのは難しそうです。調整の頻度によっては楽器を製作元に送るのも手でしょうが、なにぶんフィドルの指板と材質が違う(部分がある)ため調整の頻度はさっぱり見当がつきません。
駒の調整も微妙ですね。基本的にフィドルと同じですが、共鳴弦を引っ掛ける部分があったりするので、普通のバイオリン工房では嫌がられそうです。
で、そもそもWulffenstejnが、国外からの注文を受け付けているのかという問題もあります。
さて、いろいろ書いてみましたが、もちろん製作元に問い合わせれば一発で分かることばかりです。あえて問い合わせていないのは「なんや、日本でも弾けるやん」ということになると困るからです。とても困ります。「日本では無理!」という言い訳を並べ立てて、物欲をねじ伏せているわけですから。
最後の砦は、やはりへっぽこのくせにフィドル以外に手を出してる余裕はあるのか、ということですね。さすがに演奏感覚はけっこう違うでしょうし。
音源 etc.
どちらも音質がいまいちですが、フィドルとは音の響きが違うことは伝わるのではないかと思います。
a few DIY musical instruments from Dennis Havlena
こちらはちょっとイロモノっぽいですが、自作のいろんな楽器を楽しそうに弾いています。1分30秒あたりから自作のハーリングフェーレを弾き始めますが、意外にいい音で、演奏も堂に入ったものです。このおじいさん、いったい何者でしょう。ちなみに、登場する自作楽器は順番に、
- 3弦バンジョー(クッキー缶製)
- "Tambiro"(プロパンガスのタンク製、創作楽器?)
- Fiddle-Gurdy(ハーディ・ガーディとフィドルを合わせたもの、創作楽器)
- 4弦ベース(洗面器製)
- シンプル・ハルダンゲル(フィドルを改造)
- ティン・ホイッスル(シャワーカーテンの桁製)
- オクターブ・マンドリン(ギターを改造、創作楽器?)
だそうです。
コメント
はるだんげるばいよりん(ハーディングフェーレ)買うんですか!?
買って買って~♪そして弾かせて~♪(笑)
さてはモハーさんのところから飛んできましたね?
本当に買っちゃったら間違いなく見せびらかして回りますのでご心配なく(笑)
えー、実は心斎橋のK楽器さんで「イギリスのオークションに買い付けに行くと時々見かける」という情報を入手し、「手ごろなのがあったらよろしく」と買い付けを依頼しています(実際に商品として扱ったことがあるそうです)。
2年ぐらい待ったら手に入る・・・かもしれません。
今思いついたのですが、ひょっとしたら魔窟でお願いした方が話が早いかもしれませんね。そっちも当たってみようかな・・・。
もしかしたら2挺ゲットする可能性もあるわけですね(笑)
僕もずっと以前にハルダンゲルバイオリンのメーカーサイトを眺めてました。
日本のプロ奏者の映像を見て気になったのです。
最近では別の人にウッドノートのセッションでも聴かせてもらいました~
人柱、人柱~♪
私も弾いてみたくて仕方ないんですが、流石に手が出せません^^; 実に心地よい響きですね…「ひとばしら」(爆)
ハルゲンダル2本ってのも効率が悪いので、一本はヴィオラ・ダモーレにして頂けると無敵です。
ceadさん逝っちゃって、それを聴かせて頂いて気に入っちゃうと、コレは私も続いて逝っちゃう可能性が高く、非常に危険な存在です(笑)
ハーディングフェーレ、
悪魔の楽器ってやつですね♪
っで、睡蓮弾いてくださ~い。
ceadさん、すごいなぁ。
チェロも買うし、ハーディングフェーレも買うんですね♪
漢まえデス、無敵デス。
みなさん、好き勝手言ってますね・・・さすが我がフィドル仲間。
いくらなんでも2本も買いません! そんなことしたら装飾の違うやつをたくさん集めたくなるじゃないですか!
ちなみに、ヴィオラ・ダモーレならK楽器さんに現物がありますよ。フィドルに慣れた身にはネックが太くて難しかったです。マンヘッドのフィドルも発見し、象嵌のある素敵なテールピースがついてたのでテールピースだけ売ってくださいという言葉が喉まで出かかりました。K楽器さんの社長はかなりアレです。
あと、高槻のバイオリン工房Cにも、ご主人が手ずから制作されたヴィオラ・ダモーレが置いてあります。こちらは非売品でしたが。
ハーディングフェーレで睡蓮、いいですねえ。スウェディッシュは絶対あうと思います。
でも、ここまで煽られてもWulffenstejnに直接問い合わせられない私はチキンです。
あっさり手に入ることが分かったらと思うと恐ろしくて・・・。
>そんなことしたら装飾の違うやつをたくさん
>集めたくなるじゃないですか!
…集めたらいいんじゃないでしょうか?
ハナシは簡単です(爆)
ま、冗談はさておき(冗談か?)、
一度現物を触ってみたいですね~♪
感触が掴めれば、オリジナル実験楽器である
ティル君に組み込んでみるなんて荒業も可能
なんですけどね^^
触ってみたいな~♪
弾いてみたいな~♪
イジってみたいな~♪
あ、決して圧力をかけているワケではありません、はい。
>…集めたらいいんじゃないでしょうか?
>ハナシは簡単です(爆)
よし、分かりました!
私も男です。練習会等に募金箱を持っていきますのでよろしくお願いします(笑)
なんかねだってるのが漢だけというのが寂しいですね。。。ぼそっ
別にご婦人が参戦したからといって購入の動機が強まったりはしませんよ〜。
いやいや、まさかそんなイージーな。
フィドル倶楽部関係は独身者ほとんどいませんしね。ぼそっ。
あっ、そうなんや~
ちなみに森ノ宮(カメアリ)は…ごにょごにょ
>ご婦人が参戦したからといって購入の動機が強まったりはしません
つまり現時点で購入一歩前、つまり限界に来ていると言うことでよろしいですねッ!
【ceadさん】
…えっと、話をまとめると、買う!っていうことになったのですネッ♪
おめでとうございます。
【なっとーさん】
>…ごにょごにょ
えっ、なに?なに~? (☆ _ ☆;)きら~ん
そのへんのとこを、じっくり、ことこと、教えてもらわないとっ!
なんだか、最近、なっとーさんに、心の中を見透かされているような気が…
Yoshiさんの心の中を見透かすのに、大した技量は必要ない気がしないでも…ごにょごにょ(笑)
ま、なにはともあれ、購入決定は我々にとっても嬉しいことですね♪
ハーディングフェーレ共同募金にご協力お願いしまーす♪